2004年9月17日
ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(本社:東京都江東区木場2丁目17番16号、代表取締役社長ユーゲン・ヘルト、資本金:42億750万円)は、デスクトップPCやノートPCのマザーボード上のチップにセキュリティ機能を加えた新しいハードウェア製品として、SafeKeeper™ Trusted
I/Oデバイスを発売したと発表しました。この新デバイスの採用により、PCメーカーは、ユーザーのコンピュータシステムをハッカーやウイルスから強力に保護することが可能になります。
すでにIBMが各国PCメーカーに先駆けて、ナショナルのSafeKeeper™ Trusted
I/OデバイスのデスクトップPCへの採用を決定しています。IBMのパーソナル・コンピューティングシステム・ディビジョンのワイヤレス&セキュリティ・ソリューション担当プログラム・ディレクタ、Clain
Anderson氏は、「IBMは、1999年にエンベデットPCセキュリティのパイオニアとしての地位を確立して以来、安全性が高く、かつ取り扱いが容易なシステムの開発で業界をリードしてきました。」と述べ、さらに「セキュリティ、暗号化およびパスワードの管理は、IBM
ThinkVantage技術の鍵となる要素です。IBM ThinkVantage技術は、PCユーザーにとって操作が簡単で、組織の規模の大小を問わず、管理費軽減を実現します。IBMは新発売のデスクトップ機にナショナルのTrusted
I/Oデバイスの採用を決めました。これにより、IBMエンベデット・セキュリティ・サブシステム機能を搭載したIBM ThinkCentreモデルは、セキュリティ性で最強の業界標準デスクトップPCとなります。」と語りました。
他のセキュリティ・ハードウェアと比較し、ナショナルのTrusted I/Oデバイスの最大の特長は、業界標準のTrusted Computing
Group(TCG)セキュリティ機能の実装方法として、Trusted Platform Module(TPM)、SuperI/Oおよびエンベデット・ファームフェアを単一のデバイスに統合していることです。TPMは、PCなどのシステムで使用されている、パスワード、デジタル証明書および暗号鍵情報を安全に保存するマイクロコントローラです。TCG
の仕様に準拠したTPMデバイスは、BIOS、OS、アプリケーションなどのコンピュータ・ソフトウェアを部外者の侵入や不正攻撃から保護します。IBMはTPMを1999年から採用しています。
セキュリティ機能のハードウェアへの組み込み
近年、セキュリティへの関心が高まり、PCシステムへの不正攻撃が毎週のように報道されていますが、現在、企業や消費者は企業情報や個人情報を保護する手段を、主にソフトウェア方式に頼っています。ところが、そうしたソフトウェア方式のソリューションは攻撃に対してまだ脆弱です。これに対し、ナショナルのTrusted
I/Oデバイスは、TPMを既存のPCデバイス(SuperI/O)に組み込み、コンピュータのID情報をデバイス内に保存し、不正使用者が重要な情報を見つけ出すのを事実上不可能にします。
ハードウェア方式のソリューションは、安全なコンピューティング環境のために、ソフトウェア方式のみのシステムよりも強力なセキュリティ性をもたらします。この方式では、暗号化データや機密データを安全に保管し、コンピュータ間のID情報の検証によって識別し、高い信頼性と信用性を特長とするネットワーク環境を実現する環境を提供します。
主な技術的特長
ナショナルのSafeKeeperファミリには、ナショナルの組み込み向け16ビットCompactRISCRコア技術をベースに開発された「PC8374TデスクトップTrusted
I/Oデバイス」と「PC8392TノートブックTrusted I/Oデバイス」の2つの製品があります。両製品はPCシステムにおいて、入力デバイスが多く接続されるLPC(ロー・ピン・カウント)バス上に接続されるので、高い信頼性を実現するには最適です。
これらの新Trusted I/Oデバイスは、ナショナルの現行SuperI/O製品とピン互換性およびソフトウェア互換性を保っています。このため、既存のデバイスから新デバイスへの移行が容易である上に、TPM機能を内蔵しない現行製品とTPM機能を内蔵する新製品を選択することによって、TPM対応/非対応システムを同一設計のシステムで柔軟に構築できます。
業界標準とパートナーシップ
ナショナルが開発したTrusted I/Oデバイスは、TCG のTPM1.1b仕様に準拠しています。TCGは、これらの仕様を標準インタフェースの開発およびハードウェアとソフトウェア間の相互互換性の実現を目指し、システム、チップおよびソフトウェアの業界有力プロバイダと共同開発しました。こうした業界標準インタフェースを用いて、ナショナルは、IBMやWave
Systems Corp.などのセキュリティ・ソフトウェア開発企業と連携して、ナショナルのICハードウェアと共に動作するマルチソフトウェア・ソリューションを提供します。
<価格と供給>
PC8374TデスクトップTrusted I/OデバイスはPQFP-128パッケージで既に出荷が開始されており、1,000個一括購入時の価格は5ドルです。PC8392TノートブックTrusted
I/Oデバイスは2004年第4四半期から出荷開始の予定で、価格は7ドルです。パッケージはすべて、鉛フリーで提供されます。
Trusted I/Oデバイスに関する詳細情報に関しては、http://www.national.com/appinfo/advancedio/をご覧ください。
デスクトップPCとノートPCについて
ナショナルは、現行および次世代のCPU、チップセットおよびメモリに対応した多様な製品ラインナップを取り揃えています。卓越したオーディオ、ディスプレイ、ビデオおよびパワーマネジメント性能を必要とするPCニーズに対応した、あらゆるアナログ技術を提供しています。さらに、セキュリティ、システム管理およびネットワーキング対応などの分野のミクスト・シグナル技術も提供しています。ナショナルは、こうしたシステムレベルの取り組みによってシステム・パーティションの再定義を進め、顧客の製品にユニークな特長を提供します。
高解像度の製品画像は米国本社のフォト・ギャラリで入手できます。
<商標>
National Semiconductorはナショナル セミコンダクター コーポレーションの登録商標でありSafeKeeperは商標です。その他のブランドおよび商標または登録商標は、各々の所有者に属します。
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ナショナル セミコンダクター コーポレーションは、高性能アナログ・デバイスやサブシステムを創造し、世界の市場をリードするアナログ企業です。ナショナルはパワーマネジメントIC、ディスプレイ・ドライバ、オーディオ・アンプ/オペアンプ、コミュニケーション・インタフェース製品およびデータ・コンバージョン・ソリューションを提供しています。主要ターゲット市場はワイヤレス・ハンドセット、ディスプレイ、デスクトップPCおよびノートPCです。さらに、ナショナルのアナログ製品は、医療、自動車、産業用、計測/測定など多様なエレクトロニクス機器市場の数多くのアプリケーション向けに最適化されています。本社はカリフォルニア州サンタクララで、2004年5月30日に終了した2004会計年度の売上高は19億8,000万ドルでした。
ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(資本金 42億750万円)は、ナショナル セミコンダクター
コーポレーションの全額出資の日本法人で、各種半導体、集積回路(IC)の輸入、販売を行っています。本社は東京で、大阪に支社を持っています。設立は1969年11月、従業員数は約130名です。
ウェブサイト・アドレス:
ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社: http://www.national.com/JPN/
米国本社:http://www.national.com/
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