2001年10月18日
米国カリフォルニア州サンノゼ発、10月17日 −IA(インフォメーション・アプライアンス)技術で世界をリードするナショナル
セミコンダクター コーポレーション(本社:カリフォルニア州サンタクララ市 取締役会長 兼 社長ならびに最高経営責任者:ブライアン・ハーラ)は、新GeodeファミリGeode
GX2を発表しました。Geode GX2はIA市場向けに設計されたx86ベースの次世代統合型プロセッサで、性能と低消費電力の面で新標準を確立し、ホームユースとオフィスユースのインターネット・アクセス・デバイスの定義に革新をもたらします。詳細は同日、カリフォルニア州サンノゼで開かれるマイクロプロセッサ・フォーラムで紹介されます。
Geode GX2は、シンクライアント、デジタルSTB(セットトップ・ボックス)、レジデンシャル・ゲートウェイ、パーソナル・インターネット・アクセス・デバイスなどのIAの製品化をリードしてきたナショナルが発表した最新の製品で、多彩な新機能を備え、ブロードバンド経由のマルチメディア・インターネット接続を徹底的に追求した設計を特色としています。超低消費電力で、妥協のないメディア・ストリーミング機能を追及したIA向けの最適な高度統合ソリューションです。
消費電力は代表的な用途では1W未満、メディア・ストリーミングが頻繁に必要となる用途でもわずか3Wにすぎません。新プロセッサを採用したデバイスは、操作性、オーディオ/ビテオ・ストリーミング機能、性能、携帯性、価格のあらゆる面で大きなメリットを発揮でき、インターネットやイントラネット・ユーザーの最高度の要求を満たすことが可能になります。
Microsoft Corporationのエンベデット&アプライアンス・プラットホーム・グループのマーケティング・シニアディレクタのKeith
White氏は、「IA関連のOEMメーカーが現在、直面しているのは、デバイスの性能向上と消費電力低減という2つの市場ニーズです。ナショナルのGeode
GX2リファレンス・プラットホームをWindows XP EmbeddedまたはWindows CEと組み合わせれば、2つの課題を克服することが可能になります。次世代インターネット・アクセス・デバイスを開発しようとしているOEMメーカーは、高性能と低消費電力を兼ね備えた革新的ソリューションを迅速に顧客に提供できるようになります。」と語りました。
またCentury SoftwareのGregory Haerr最高経営責任者(CEO)は、「ナショナルのGeode
GX2プラットホームは、Linux上で動く当社のデジタルTVやSTB用アプリケーションにすばらしい機能を提供します。製品開発期間の短縮やコストの低減を実現するナショナルの新高性能x86アーキテクチャのメリットを最大限、活かしたいと考えています。」と述べました。
Geode GX2プロセッサのコアとなるのが、ナショナルの開発した画期的なGeodeLink
IAシステム・アーキテクチャで、高性能、低消費電力のほか、半導体設計の生産性向上、設計資産(IP)の再利用などを実現します。安価で高性能のインターネット・アクセス・デバイスに最適で、Geode
GX2は性能、消費電力、価格の比類ない最適バランスを提供します。
ナショナル のインフォメーション・アプライアンス事業本部のマイケル・ポラチェック副社長は、「ナショナルはIAの分野で97年から常に技術革新に取り組み、いくつもの限界を乗り越えてきました。今回、発表した製品は、競合メーカーと明白に一線を画すユニークなシリコン・ソリューションです。さらに重要なのは、従来は不可能だったエキサイティングな新製品の市場投入への道を開くことです。」と語りました。

高性能と低消費電力を可能にするGeode GX2
ナショナルのGeode GX2ファミリは、IA向けに設計された最初のx86ベースの高統合プロセッサです。0.15ミクロン・プロセス技術の採用により、3DNOW!インストラクション、16Kインストラクションおよび16Kデータキャッシュなどの新機能を備えた高性能x86
CPUコアが実現しました。さらに最適メディア・ストリーミングの実現のため、アーキテクチャも強化されています。 そのほか、Geode GX2
は、SDRAM/DDR(ダブルデータ・レート)-SDRAMメモリ・コントローラ、32ビット2Dグラフィック・コントローラ、PCI-66インタフェース、ビデオ・スケーリング機能付き高解像度1600×1200×24ビット・ディスプレイ、CRT
DAC(デジタル/アナログ・コンバータ)、UMA(統合メモリ・アーキテクチャ)DSTN/TFTコントローラを集積しています。詳細については、「Geode
GX2の主要仕様と特長」をご覧ください。
Geode GX2の高性能と低消費電力を可能にしたGeodeLinkアーキテクチャは、モジュールの統合を簡単にし、UMA使用を可能にしたシングル・オンチップ・インターコネクトです。GeodeLinkは6GB/sのオンチップバンド幅と最大2GB/sのメモリバンド幅に対応し、先進的な診断機能と、省電力消費の革新的なアーキテクチャによるAHPM(アクティブ・ハードウェア・パワーマネジメント)機能を備えています。
Geode GX2は統合、ハードウェアの高速化、パワーマネジメントの面で最適な水準を達成しており、次世代IA向けに性能、消費電力、価格の最適バランスを実現しました
コンプリート・ソリューションでカスタマイズと商品化をサポート
ナショナルはまた、インターネット・アクセス・デバイスに照準を合わせたGeode GX2ファミリ・プロセッサ・ベースのリファレンス・デザイン・プラットホームを開発しました。Geode
GX2は、GeodeLinkシステム・アーキテクチャをベースにした最初の製品であり、ソフトウェア・デバッグのためのオンチップ・サポートを提供し、高性能周辺装置を実現します。
GeodeLinkアーキテクチャではモジュール方式の設計再利用の手法が用いられ、バーチャルPCIアプローチによるソフトウェアの再利用を可能にします。その結果、これまでのIPをシングルチップに統合する際にも、ディスクリート部品のために開発されたレガシーなPCIドライバをシームレスに機能させることが可能になります。追加設計に伴うリスクを削減し、IP開発において効率的な機能の切り離しが可能になることから、市場や顧客のニーズへの迅速な対応と、多様な新製品の開発が実現します。
Geode GX2リファレンス・プラットホームはIA設計を容易にします。プラットホームには、CRT/TFT出力、DDR-SDRAMおよびSDRAMサポート、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)サポート、開発作業を容易にするための4つのPCIスロット、付加機能用(フラッシュ・サポート、SuperI/O、タッチスクリーン・コントローラ)増設ボードが収納されています。また、MicrosoftのWindows
XP、Windows XP Embedded、Windows CE、さらにLineo、Tuxia、RedHatおよびCentury Softwareその他LinuxバージョンなどのOSをサポートするファームウェアとドライバも備えています。またJTAG標準インタフェース・オン・シリコンにより、迅速でシンプルなソフト開発作業が実現します。
<価格、パッケージおよび供給>
Geode GX2プロセッサは368ピンEBGA(エンハンスト・ボール・グリッド・アレイ)にパッケージされて出荷され、大量注文の際の価格はコンパニオンチップと合わせた1キットあたり約6000円となります。生産は2002年上半期に開始予定です。
高解像度の製品画像は米国本社のフォト・ギャラリで入手できます。
Geode GX2の主要仕様と特長
| 主要仕様 |
特長 |
| x86アーキテクチャ |
・ソフトウェアと製品開発期間の短縮
・インターネット上のプラグイン・ソフトと互換性
・ソフトウェア・デベロッパの豊富な人材 |
| 3DNow!命令セット |
・3DNow!命令セットによりマルチメディア・ストリーミング性能向上 |
| DDR(ダブルデータ・レート)コントローラ |
・メモリバンド幅を倍増
・追加コスト・ゼロか、わずかな追加コストで、高いメモリ能力が要求されるアプリケーションの性能向上 |
| エンベデットGeodeLinkパワーマネジメント |
・バッテリ使用時間の延長
・効率的パワーマネジメントのためのソフトウェア開発が不要
・製品開発期間の短縮 |
| 統合ディスプレイ・コントローラ(CRT DACあるいはTFT/DSTNコントローラ付き) |
・コスト効率の高いシステム・ソリューション
・統合メモリ・アーキテクチャを通じてメモリ利用の効率化
・同一チップ上でのCPU/メモリ/ディスプレイ・コントローラにより、高速、高効率データパスを確保 |
| FPU性能の向上 |
・FPU(浮動小数点ユニット)が使われる手書き認識機能などのアプリケーションにおいて性能向上 |
| 整数ユニットの性能向上 |
・整数ユニットが使われるウェブブラウザやJavaなどのアプリケーションにおいて性能向上 |
| インストラクションとデータキャッシュ |
・16Kb Iキャッシュと16Kb Dキャッシュにより、プロセッサ性能を向上 |
| JTAGインタフェース / インサーキット・エミュレーション |
・製品開発の迅速化へのニーズに対応したソフトウェア開発期間の短縮 |
| PCIブリッジ |
・業界標準のPCIデバイスへのインタフェース |
| 最適化されたUMA(統合メモリ・アーキテクチャ) |
・システムコストの低減
・ボードスペースを最小限に |
| フル・ソフトウェア・スタック |
・フルシステム・レベル・ドライバ
・ソリューションにより、設計の効率化と製品開発期間の短縮 |
<商標>
National Semiconductor は登録商標であり、GeodeおよびGeodeLinkは、ナショナル セミコンダクター コーポレーションの商標です。その他のブランドおよび商標または登録商標は、各社の所有に属します。
###
ナショナル セミコンダクター コーポレーションは、次代のインフォメーション・エージをリードするアナログ企業です。現実世界のアナログ技術と最先端のデジタル技術を融合し、ナショナルはIA
(インフォメーション・アプライアンス)、ワイヤレス機器、情報インフラ、ディスプレイ、イメージング、ヒューマン・インタフェース技術など、急成長市場に焦点をあてた戦略を実行に移しています。
本社はカリフォルニア州サンタクララで、昨会計年度の売上高は約21億ドル、従業員数は全世界で9,700人です。
ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(資本金 42億750万円)は、ナショナル セミコンダクター
コーポレーションの全額出資の日本法人で、各種半導体、集積回路(IC)の輸入、販売を行っています。本社は東京で、大阪に支社を持っています。設立は1969年11月、従業員数は約130名です。
ウェブサイト・アドレス:
ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社: http://www.national.com/JPN/、
米国本社:http://www.national.com/
この発表に関する報道関係からのお問い合わせ先
ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社
マーケティング・コミュニケーション・グループ 田中 伊公子
TEL: 03-5639-7488(直通)
E-Mail: Ikuko.Tanaka@jksmtp.nsc.com